株式会社マイクロアド（本社：東京都渋谷区、代表取締役社長：渡辺健太郎、以下 マイクロアド）は、中華圏に対する越境EC事業の新規参入を総合的に支援するサービスとして「CarryEx（キャリックス）　」の提供を開始し、新たにTaeltech Japan株式会社との戦略的業務提携を行います。

2020年、新型コロナウイルス（COVID-19）により、日本の訪日外国人消費は急激に減少し、なかでも2019年の訪日外国人消費4兆8000億円の38％程度を占めていた中国人旅行客の消費が無くなったことは、日本経済にとっても大きな痛手となりました。
その一方で、中国のEC市場は、今後も毎年120％程度の継続的な高成長が予測されており、中国における越境ECの利用率も42％と、日本の6％をはるかに上回る有望な市場に成長しています。（経済産業省 「令和元年度 電子商取引に関する市場調査」より）

このような背景から増加する越境ECへの参入需要を受け、マイクロアドでは、マイクロアドの中華圏の現地支社及び、パートナー企業との連携による中国越境ECの参入支援サービスとして、「CarryEx（キャリックス）」の提供を開始いたしました。

CarryExは、商品の中国市場投入前の事前調査から、認知、体験、販促、購買までを一気通貫で支援するサービスです。企業はCarryExを活用する事で、越境ECの新規参入におけるリスクをコントロールしながら、事業展開を開始することが可能になります。CarryExでは、2社の中華圏におけるマーケティングプロフェッショナル企業と戦略的業務提携を結びサービスを展開してまいります。

■CarryEx（キャリックス）の提供サービスと戦略的パートナー
① 企画設計及びデジタルマーケティング支援
　マイクロアド及びマイクロアド中華圏支社
② 市場調査～旗艦店構築支援
　パートナー：Taeltech Japan株式会社（本社：上海 代表取締役 高山靖弘、以下「Taeltech社」）
③ テレビやイベント展開などのマスプロモーション及びテストマーケティング支援
　パートナー：上海日欣文化伝媒有限公司（本社：上海　総経理：吕辰晔、以下「上海日欣文化」）

マイクロアドは、従来から中華圏の海外支社との連携や、上海日欣文化との提携を通じて、越境ECの参入支援事業を行ってまいりました。この度のCarryExのサービス提供開始に伴い、新たにTaeltech社との戦略的業務提携を締結し、事前の市場調査～安価な旗艦店構築サービスの提供を開始いたします。

Taeltech社は中国で5万人のインターネットアクティブユーザーをモニタリングしている調査＆データ分析企業です。中国市場における競争環境や消費者ニーズ分析などの市場調査を、独自のAI技術を活用したソーシャルリスニング分析を通じて、通常の調査よりもはるかに安価でスピーディーに提供可能です。
また、独自のマーケットプレイスを保有し、1SKUの出品から、多様な商品を扱う旗艦店の構築までを企業のニーズに合わせて対応します。最短7日間での出店が可能であり、出店後も自社ブランドのポジショニングや、購入時のブランド重視点、競合ブランドとの関係性などの顧客分析を行う事で、継続的な売上拡大を実現します。

Taeltech社との新たなパートナーシップが加わることによって、日本企業の越境EC事業参入における、さらなる包括的なサポートを実現いたします。

マイクロアドでは、今後も日本企業の中国向けプロモーション支援と越境ECの市場拡大に貢献してまいります。